たとえ星の海を越えようと、人類の悪癖は根絶されたりはしない。
目次
酩酊・刺激物
酩酊感を催す嗜好品は、人界全土に広がっているが、大まかにわけて北方ほど酒類が多く、赤道近辺は草由来のものが増え、さらに南方に行くに従い酒類と神界からの人造麻薬の類が増えていく傾向にある。
酒
各地で様々な酒が造られている。
ことに魔族はアルコール耐性が強く、強烈な酒を造ることで有名。
人界においては、アウストラシアが一番の酒の名産地として知られている。
地域によっては飲酒が禁止されている場所もあるので要注意。
植物
煙草及びその他の植物由来の刺激物。
燃やしての吸引、噛んでエキスを飲む、お湯で抽出する等利用方法は地方によって異なる。
煙草
地球原産と伝えられる多年草。広く大陸中に分布し、喫煙の習慣も程度の差はあれど普及している。大陸で煙草を生産していないのは魔界くらいのものである。(魔族の肉体はニコチンを拒絶する)
地域ごとの喫煙習慣
明記されていない地域は、それぞれの習慣の混合。
アウストラシア
紙巻き煙草が主流。ネウストリアからの煙管もかなり普及している。
ネウストリア
木製の煙管による喫煙が主流。獣人は葉で巻いた煙草を吸う。
ホラント
遊牧民の一部が噛み煙草を好む。
神々
唯一水煙草をたしなむ。
地麻
かつて地球にあったという大麻に似た薬理効果を持つアニ原産の草。
宗教儀礼以外での使用は禁止されている地域が多い。
依存性は高め。
幸芽
弱い覚醒作用のある樹木。
新芽、もしくは若葉をかみつぶし、エキスを飲む。あるいは、そのまま食べる形で摂取する。
特に酒類が禁止されている地方で、よくたしなまれる傾向にある。
酒よりは依存性が低い。
人造物
月酒
神界から下賜される薬物で、最高の陶酔感・恍惚感・多幸感を味わえると言われる薬物。
身体的依存性は低く抑えられているものの(ないわけではない)、その強烈な快感から、精神的依存性が非常に強い。
依存しすぎると、感情を失い、月酒を与える者の命令だけをきく存在になってしまうという。
嗜好品
酒や煙草ほどの酩酊感はないものの、刺激が低いが故にその消費量が多いものもの存在する。
茶と珈琲がその双璧である。
茶
地球原産だが、現地の植物と交配が進んでいる。
トゥーリンギアとアウストラシアが主な産地であり、事にアウストラシアは一大産地で、大陸全土に出荷されている。
一部の地名を冠した茶葉は高級品として珍重される。
不発酵茶
半発酵茶
発酵茶
後発酵茶
珈琲
地球から持ち込まれ、アニでも普及し続けている。
トゥーリンギアとロタリンギアが主な産地で、消費地も南に偏りがちである。